クリエイティブに
活きる、
人や自然との
豊かな関わり
YUGEN GLASS
由元信吾さん・裕美さん
ガラス工芸を通じて出会ったという、信吾さん・裕美さん夫妻。現在は九十九里浜のほど近くに工房を構え、美しさと個性を両立させたガラス作品をつくり続けています。ご夫婦に、移住のきっかけや町の好きなところを伺いました。
移住を後押しした、
不思議な「ご縁」と「直感」
信吾さん
横芝光町への移住を決めたきっかけは、ひとことで言えば「ご縁」があったからですね。ここに工房を構える前は、ガラス作家の友人夫妻の工房を借りていたんですが、「そろそろ独立して自分の工房を建てたい」と相談したところ、友人のご両親がこの土地を別荘として持っていて。見学させてもらった瞬間に「ここしかない!」って直感が走りました。
裕美さん
私の実家から車で30分ほどの距離にあるという点も魅力的でした。子育てが大変だった時期に親がサポートしてくれたり、食材を持ってきてくれたりと、とても心強かったことを覚えています。
信吾さん
趣味でサーフィンをしている自分にとっては、歩いてすぐ海に行けるというのもグッとくるポイントだったんです。海に行くまでの細い道や、空の広さといった周辺の雰囲気も、自分の好みにぴったりでした。
裕美さん
私はサーフィンはしないのですが、浜辺を散歩するだけでも、開放感があってとっても気持ちがいいんですよ。
自然環境と
クリエイティブはリンクする
信吾さん
横芝光町に移住して思うのは、自然環境とクリエイティブはリンクするということ。吸っている空気や見ている景色、日の光など、この町で感じるすべてが体を伝わってガラスの表現として出てくると考えています。年齢もあると思いますが、昔はもっと自分を主張するような作品が多かったのですが、今は気づいたら渦や波の模様の作品ばかりになっていることもありますね(笑)。
裕美さん
私は作風自体はあまり変わっていないと思いますが、こどもができてからは「スマイル」とか「家族の幸せ」「愛」などを作品のテーマに掲げることが増えました。見る人がにっこりと笑ってくれればいいな、と思いながら作品づくりに励んでいます。
信吾さん
たぶん、自分達みたいな共働きなのに、それこそ保育園にこどもを預けられないような環境で過ごしていたなら、妻は「スマイル」っていう発想には行き着かなかったんじゃないかという気がしています。この町の豊かな環境は、考え方にも大きな影響を与えているように思いますね。
楽しさと暮らしやすさ
に満たされた環境
信吾さん
この町のいいところは、東京から近くて、土地が広くて、自然が豊かなところですね。毎年夏になると、同級生が家族連れで遊びに来て、うちの庭にテントを張って、海で遊んで、バーベキューして、吹きガラス体験もして……
みんな喜んでくれてますし、本当にいろんな楽しみ方ができる、素敵な町だと感じています。
裕美さん
あと、ご近所さんが本当に優しい人たちばかり。こどもを可愛がってくれたり、野菜をおすそ分けしてくれたりするんです。それに、私たちと同じく移住してきた方も多いので、暮らしにくさはまったく感じませんでした。気候だけじゃなくて、人も暖かいんです。
信吾さん
家でもできる仕事をしている人や、自分らしい生活をしたいという人、こどもをおおらかに育てたいと考えている人には、ぴったりの環境だと思います。
裕美さん
あと、防災に関する意識も、コミュニティの中でしっかり共有できていると思います。こどもが友だちと出かけるときは、こどもたちや友だちのご両親に「何かあったらここに避難する」という声かけを欠かさないようにしていますね。
信吾さん
私たち夫婦は生活に満足していますよ。ですから、今後はこどもたちがもっともっと楽しく、安全に暮らせるような町に発展していけば嬉しいですね。
▼YUGEN GLASSホームページ
http://yugen-glass.com/
▼その他、住民インタビューはこちら
地方だからこそ。“食”で広がる新たなつながり
東京→山梨→千葉と、働く場所を移しながら飲食業を続けてこられた山中さんご夫婦。経営するフレンチレストラン「merle(メルル)」の移転と同時に、こども3人と家族で横芝光町への移住を決意。“食”の観点から、田舎暮らしの魅力まで語っていただきました。
自分が動けば、面白いことは自然とやってくる
プライベートでも親交が深いという、秋葉さんと實川さん。おふたりとも、結婚を機に横芝光町に移住してきたといいます。今回は、實川さんの夫の会社が経営するコミュニティカフェ「FARM TO…」で、地元の幸をいただきながらお話を伺いました。
波は人生と似てる。一瞬ごとに表情を変える自然を楽しもう
生まれも育ちも横芝光町という水野さん。現在はサーフィンスクール「TREASURE SURF」の代表兼インストラクターとして、年間約4,000人の指導にあたっています。ずっとこの地を見続けてきた水野さんに、町の魅力を語っていただきました。
都市と田舎の「いいとこどり」の生活を
55歳まで大手証券会社に勤めた後、全国でも類を見ない「移動型鍼灸院」を開業。ユニークな経歴をもつ今西倫子さんに、横芝光町に移住したきっかけと町の魅力を伺いました。